前置詞は日本語にない品詞
日本人にとって一番難しい品詞と言われているのが前置詞です。
なぜなら、前置詞という品詞は日本語に存在しないからですね。
まず、前置詞を覚える際に前提となるのが、
前置詞+名詞
ということです。
名詞ですよ、名詞。ただ,「to」がto不定詞として使われる場合だけは、toの後ろに動詞の原形が来ますから気をつけてくださいね。
前置詞の使い方
前置詞の使い方には大きく分けて2通りあります。
副詞や形容詞のように使われるパターン
前置詞+名詞は、副詞や形容詞のような働きをします。
例
I came to London in 2010.
S V M M
「私は来た」だけでも、文は通じますが、「ロンドンへ」「2010年に」と前置詞を使って意味を付け加えています。
それでは、この例はどうでしょう。
The cat on the table is so cute.
S V C
この場合の訳は、「テーブルの上の猫は、とってもかわいい。」ですね。最初の例との違いは、動詞を修飾するか、名詞を修飾するかという部分です。
この場合は、the cat on the tableまでが長い主語になっていますね。
「ロンドンへ」「2010年に」→「来た」(動詞を修飾)
「テーブルの上の」→「猫」(名詞を修飾)
動詞とセットで使われるパターン
こちらは、よく、そのままイディオムや熟語として覚えよう!と言われるものです。
例
look for
get on
fall over
動詞と前置詞が合わさって初めて意味が生まれる様な感覚を持っていると分かりやすいかと思います。
時間を表す“at, on, in”
それでは重要な前置詞の使い方から見て行きましょう。
まず、時を表す前置詞を覚えてしまいます。
at 時刻
on 曜日、特定の日にまつわる
in 月、年、季節
下にいくに連れて、時間が長くなっていきます。
場所を表す“at, on, in”
at:ある一点・ただの地点・場所にすぎない
in:囲まれている場所、包まれている感じ、内部的な感覚を有する
on:〜の上に、面に接している、くっついている
下記文は4つとも間違えではありませんが、言う側の気持ちがちがったり、微妙にニュアンスが異なります。どのような違いがあるか、考えてみましょう。
I arrived at London.
I arrived in London.
I lie on the bed.
I lie in the bed.