代名詞は「2回目」に便利
代名詞というのは、前の話題に出てきた人やものを指す言葉です。
Do you like Yumi’s brother?
ーYes, I like him(Yumi’s brother).
Yumi’s brotherと同じことを言わずにすむように、二回目には「彼」と簡単に言い換えてしまうんですね。
ここで、気をつけてほしいのは、Yumi’s brother→himになるということです。Heでもhisでもなく、himです。
代名詞は置く場所によって、意味と形が変わってくるんですね。
それでは、代名詞の種類をご紹介します。
今回は、特に人にまつわる代名詞、人称代名詞について説明します。
主格
主語の部分に置く代名詞です。「~が、~は」を意味します。
例えば
He will quit SMAP.
(彼は、スマップをやめるつもりです。)
We are going to wash this car later.
(私達は、あとでこの車を洗う予定です。)
I woke up at 7 am this morning.
(今朝、7時に起きました。)
主格は分かりやすそうですが、実は、日本語では省かれる事も多いです。
例えば、「元気?」「元気だよ。」でも、日本語では通じてしまいますが、これにも実際は主語があります。「あなたは元気?」「私は元気だよ。」ですね。
このように、日本語は主語を抜いても比較的通じてしまう単語です。
また、相手の名前がゆみさんだとして、「ゆみちゃん、これほしい?」という場合は、注意が必要です。これは、「ゆみちゃん、あなたはこれほしい?」ということなので、英語では
Yumi, do you want this?
となります。
×Does Yumi want this?
ではないんですよ。話している相手のことをさすなら、名前がなんであろうと、いつでもYOUです。
ここは、必ずおさえておきましょう。
所有格
「~の」を意味します。誰のものかをはっきりさせるときに使います。
例えば、my cat, your car, our teacherです。
所有格は英語においては重要です。日本語では、残念ながら省かれる事も多いですね.
例えば友達が買った車をみて、「車、い〜ね〜。」といえますよね。
しかし英語では、car is cool.では、だめなんです。誰の車か?どの車か?をはっきりさせなければいけません。正解は、
Your car is cool.
になります。
目的格
日本語で「~を、~に」を意味します。目的語として使われます。
例えば、
Beckie likes him.
(ベッキーは彼を好きです。)
Johnny took them to the fancy restaurant.
(ジャニーさんは彼らを高級料理店に連れて行った。)
You gave me two tickets.
(あなたは、私に2枚チケットをくれた。)
です。
前置詞と使われるのは目的格
前置詞の後ろに持ってこれる代名詞は、目的格です。
I went to Osaka with them.
(私は彼らと大阪に行きました。)
It is important for us to study English.
(私達にとって英語を勉強する事は大切です。)
Johnny is very disappointed in them.
(ジャニーは彼らに非常にがっかりしています。)
前置詞がある場合は、意味が何であろうと所有格を使ってくださいね。
まとめ
o 主 格 → ~が、~は
o 所有格 → ~の
o 目的格 → ~を、~に