文型を覚えなければいけない理由
「SVOCは覚えなければいけないのか?」
この質問をされたら、迷わずYESです。
ここで「え〜!苦手〜」と思った人!わかります、その気持ち。
ぶっちゃけ、それを覚えたところで、どうなるのさ?と。
SVOCを覚えなければいけない理由は
英語は「位置の言語」だから
です!
英文を作れるようになるには、感覚的にでも、正しい位置にSVOCMを置く作業が出来ないといけません。
例えば、
Beckie is cute.
(「ベッキーは」かわいい。)
Enon loves Beckie.
(絵音は「ベッキーを」愛している。)
「は」がついてきたり、「を」がついてきたり、単語の置く場所によってBekkieに違う「てにをは」がくっつきますね。
単語の位置によって意味がかわってしまっています。
反対に言えば、単語の置き方のパターンを大体把握しておけば、英文も間違えなくつくれちゃうんですよ。
そのパターンというのが文型。そして、その文型は、何パターンもあるわけではなく、たった5パターンしかない訳です。
5パターンを覚えさえすれば、英文の大枠をとらえることができます。
そう考えると、5パターンぐらい覚えよう!という気になりませんか?
文型を覚えるにあたっての最重要事項はS+V
まずは、下の4つを必ず覚えましょう。
S(subject)=主語
V(verb)=動詞
O(object)=目的語
C(complement)=補語
プラスαでもう一つ。
M(modifier)=修飾語
そして、
英文法を学ぶ上での最重要事項は
英文は、「主語(S)+ 動詞(V)」で成り立つ
ということです。
よく聞く間違えが、
「良かったよ。」をGood.といってしまうこと。
前後の文脈にもよりますが、基本的にはこれでは通じません。SもVもありませんからね。
正解は、It was good. です。
good.だけでは変だ!という感覚を出来るだけ早く身に付けてください。
それでは、次からSVOCMの説明をしていきます。
文型 SVOCMの概要
中学校で学んだ5つの文型覚えてますか?
第1文型 SV
第2文型 SVC
第3文型 SVO
第4文型 SVOO
第5文型 SVOC
ほら、やっぱりすべてにSVが入っているでしょう。まずは、SとVが重要という事を覚えておいてくださいね。
口が酸っぱくなるほど言います。S+Vですよ!
Sは主語
Sは主語で、「私は〜」「彼は〜」の部分ですね。
Vは動詞
Vは動詞で、主にものや人の動作を表したり、状態を表したりするものです。
Be動詞と一般動詞に分かれます。
Oは目的語
Oは目的語で、動詞の目的となる語です。
「〜を(に)◯◯する」の「〜を(に)」の部分です。
「私は本を読む」であれば「本を」の部分ですね。
I read a bookの「a book」が目的語です。
Cは補語
補語で、主語について説明する語です。
You are Takuya.の「Takuya」、Tsuyoshi is nice. の「nice」が、補語です。
S=Cと言われています。You=Takuya Tsuyoshi=niceですね。
Mは修飾語
Mは修飾語で、単語や文を詳しくする語です。
Mは1〜5の文型に入っていません。英文は、Mの部分がなくても成り立ちます。
Beckie had a date with Enon secretly.
であれば、「with Enon」「secretly」の部分です。
前置詞句(前置詞+名詞)、副詞や形容詞は、Mになる事が多いです。
実際のところ、修飾語はほとんどの文に入ってますよ。
文型のままでてくるのは稀
どんな風に英文が成り立っているのかを大きくとらえておくこと、つまり、文型を知っておくことは重要です。
英文の構成がわかると、難しい文でも読めたり聞けたりしますしね!
ただ、実際の文を見てみると、1〜5の文型のままで使われていることの方が稀です。
たとえば、
Beckie stood.(第一文型)
(ベッキーは立った。)
この文のSはBeckie、Vはstoodですね。
第一文型という事がすぐにわかります。しかし、実際は、
Beckie stood [in front of cameras at the press conference in the evening].
(ベッキーは、夕方に記者会見でカメラの前にたった。)
のように、ベッキーが立った時や場所がはいったりします。[]の部分は全て文章を詳しくしているM(修飾語)です。
Beckie/ stood /in front of cameras /at the press conference/ in the evening.
S V M M M
実際の文にはM(修飾語)が入る事が多いという事を意識して、第1文型SVから順に見ていきましょう。