分かりにくいto不定詞の原因は【前置詞】と【3つの用法】
To不定詞を嫌いな方、結構いますよね。
それは、しょうがないです。だって、定まらない(不定)から・・・
もうふっらふらのぐっらぐらです。
たくさん意味があるし、日本語に合わせるとより混乱するのがto 不定詞です。
この混乱の要因は、主に2つあります。
1. to不定詞のtoと前置詞のtoがあること
2. to不定詞は3つの用法があり文脈で訳し方をかえなければいけないこと
これら二つの要因によって混乱しない為に、今からto不定詞の基礎を教えていきますね。
To不定詞と前置詞のtoの見分け方
じつは、To不定詞と前置詞のtoの見分け方は、簡単です。
To不定詞は、to+動詞の原形 例:to go, to eat
前置詞のtoは、to+名詞 例:to Japan, to you
と覚えるだけですよ。
【問題1】
to不定詞か前置詞のtoかを答えてください
I want ①to go ②to Philippines ③to study English.
3つの用法
to不定詞には3つの用法があります。
1.名詞的用法
2.形容詞的用法
3.副詞的用法
これを聞いて一つずつ例文を思いつく人は読まなくてもOKですよ。
1名詞的用法
toを付ける事によって「〜すること」という意味になります。
主語(S)、目的語(O)、補語(C)になり得ます。
主語(S)
To study English is very important.
(to不定詞を主語に持って来る形はあまり使われませんが、文法的には正しいです。)
目的語(O)
I like to watch movies.
補語(C)
My dream is to become an English teacher.
※注意
I want to go to Osaka.
I hope to see you soon.
これらも、名詞的用法です。
Want toは「〜したい」と訳されるのが一般的ですが、実際は、wantが「〜を欲する」、to+動詞の原形(名詞的用法)が「〜すること」なので、want to で「〜することを欲する」というのが本来の意味です。それをより日本語らしく訳したのが、「〜したい」なんですね。
2形容詞的用法
toを付ける事によって「〜するための、するべき」という意味になります。
形容詞の特徴とは名詞を修飾する事ですね。
ですので、上記の訳し方以外の場合もあり、前後の文脈によってうまく訳して上げる必要があります。
まず、代表的なのが、somethingと共に使われるパターンです。
I need something to eat.
(私は、食べる為の何かが必要です。)
これを前後の文脈に即して、より自然な日本語にしてみると、
(私は、なにかたべるものが必要です。)
というかんじでしょうか。
【問題1】
英訳してください
(1)なにかお飲物はいかがですか。
(2)やる事がたくさんあるんですよね。
(3)住む家が必要だ。
3副詞的用法
toを付ける事によって「〜するために、〜して」という意味になります。
副詞ですから、動詞を修飾する動きをします。
例えば、
I will go to the station to pick up my friend.
(友達を迎えに行く為に駅に行きます。)
I will go to the station.
だけでも文になっていますが、なぜか「行く」のかということについてto不定詞以下の部分が、「友達を迎えに行く為に」と説明しています。
もう一つの例えは、
I am so happy to hear that.
(それを聞けてとってもうれしいよ。)
I am so happyだけでも文は成り立ちますが、なぜ「うれしい」のかをto不定詞以下が説明してくれています。この文章自体よく使われますのでおぼえておくといいですよ。
【問題1の答え】
①to不定詞 ②前置詞 ③to不定詞
【問題2の答え】
(1)Would you like some thing to drink?
(2)I have a lot of things to do.
(3)I need a house to live in.